阪南からの風
銀の峰 Gallery NIKA 誕生
21世紀にあたり世界各国の独自の新鮮な感性と若々しい精神をもって、人種・民族・宗教・国教等の垣根を越えた平和な新世紀にするという理念のA-21国際美術展。2001年に和歌山文化会館で6カ国のアーティストが作品を持ち寄り第1回展を開催して以来、日本(CASO)やポーランドなどで開催し、多数の海外からの出展を得てきた。(日本博物館美術館ガイドより)
銀の峰Gallery NIKAはA-21国際美術展の理念をもとに、松田富雄が手作りで設立した。
今後世界各国のアーティストを紹介し、阪南から国際的な現代美術の風を送る。
JR山中渓駅下車約400M
銀の峰ハイキングコース 第2パノラマコース登り口
駅から
桜並木を線路沿いに
北へ200mほどいくと
童話のような可愛いトンネルが左手に見えてくる。そこをくぐると小さな橋が待っている
橋を
わたって
右に続く桜並木の向こうを
左折100m、ギャラリーに至る
●Karine Pradier 鉛筆画個展 2009年10月31日(土)〜11月14日(土)AM10:00〜PM5:00 月・金曜定休日 フランス人作家、Karne Paradier の鉛筆画は強いコントラストを多用して家族の日常を、作家独自の視点でとらえようとしているかのようだ。▲明暗の鮮明さはその家族への思い を確かなものとしてとらえている証明のようにも思える。▲渦巻きの形態はすべてを受け入れる愛の眼差しのようだ。 ○Arek MarcinKowski展 2009年4月11日(土)〜4月23日(木)AM10:00〜PM5:00 月・金曜定休日 ポーランド人作家、Arek MacinKowski の作品群にはある種の安定感が漂っている。▲それは左右シンメトリーの構成と、遠く沈み込む水平線の広がりが、作家の中で完成されぶれない指標となっているからに違いない。▲たとえば水平線のように、現実には存在しないものでありながら、実在のものとして認識する意識、その延長線をたどればすべてが意識によって作られたものといえる。▲Arekは、あえてその虚構をシステム化して描くことで、その背後にある神の存在を浮き上がらせようとしているのかも知れない ○Helene Marcoz展 2009年3月28日(土)〜4月9日(木)AM10:00〜PM5:00 月・金曜定休日 Helene Marrcoz(フランス写真家)の展示は入り口を入ったとたんに驚かされる。モノトーンの作品は写真というより絵画に近い。▲作品の解説を聞いて2度びっくりする。これは本人の皮膚を撮影したもので、それを拡大したものだというのである。▲スケール軸を縦にとらえた作品に出会えたのはうれしいことだった。これも一種の自画像であるといえば、その作品の意外性から、スケール軸の思想がいかに斬新かが伺い知れるのである。▲ものごとをスケール軸でとらえると人間の感性は宇宙規模で広がる好例であろう。 ○藤井人史 個展 2008年11月2日(日)〜11月30日(日)AM10:00〜PM5:00 月・金曜定休日 壁面にたくさんの顔がひしめいている。中でも新聞紙の上に描かれた人の顔が印象深い。人を描くのが好きだが、ことさら人が好きというのではなく、人と人の関係がかもし出す空間がすきなのだという意味の作者のメッセージが私をうなずかせた。文字通り人の間「人間」を描いているわけなのだ。人を通して人間を体感しようという試みに思えた。 ○周野 朱実 金属彫刻展 2008年10月4日〜10月26日 ▲金属彫刻に足を踏み込んだのは、自作の展示台を金属で作ったことからと笑って答えてくれました。 ▲さりげないことばから必要から生まれた作風を感じさせる。ひんやりした金属の光沢の中に温かさを感じるのはそのためかも知れない。 ▲その一方で、管理と名付けられたブランコの2作品、自己管理と社会の管理を克明に対比させ、現在の過保護な管理社会の危うさを告発する。▲社会性と自己探求を適度に兼ね備えたその中間点にあるものは人間愛なのだろうか。 ○ナカニシミズキ展 2008年7月29日〜8月3日 ポーランド留学前に開催した個展・現在京都芸3回生・・・大胆なコラージュとミックスメヂアによる作品群は若々しさにあふれていて気持ちがいい ○2008年ドイツ展ベルリン会場出品作品展 2008年6月29日〜7月20日 |
山中渓駅の掲示板 改札は無人です
桜の花の中を列車が通る
山中渓駅の陸橋からの眺望
私の好きなギャラリーへの道 (のしてんてん) |
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